伊能忠敬 2024 江戸府内圖(江戸實測圖) 北半圖・南半圖 大正三年刋 伊能忠敬最晩年の作品

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【書名】 伊能忠敬 江戸府内圖(江戸實測圖) 北半圖・南半圖【巻冊】 二舗【著者】 伊能忠敬【成立】 大正三年刋
★ 編纂發行者/東京市役所
★ 北半圖・南半圖とも/327×178㎝
★ 一舗の表紙の大きさ/37×28㎝
★ 元帙入
★ 二圖を合わせると、東西で327㎝、南北は356㎝に及ぶ。
★ 二枚目の寫眞が北半圖・三枚目の寫眞が南半圖で共に全體を撮影したもの。
★ 伊能忠敬最晩年の江戸府内圖。
★ 忠敬は文化12年2月3日から第一次測量を実施、文化13年閏8月8日に第二次測量を実施した。文化14年8月に完成して幕府に上納したと云う。
★ 幕府に上納された原圖は江戸城内の紅葉山文庫に収蔵されていたが明治6年5月5日、宮内省から出火して皇居一円を焼失して伊能圖は失われた。明治政府は伊能家が傳存してしていた副本を伊能家を説得して献上させて内閣文庫の所藏となり東京帝國大學圖書館が保管した。
★ その後東京市役所市史編纂室では副本から寫本を作成し、博覽會に展示するため審美書院に命じて謄寫し、更に京橋九州倶樂部樓上において影寫させたと云う。
★ 大正3年に東京府主催で開催された大正博覽會にあたり、東京市役所が出展のため複製刋行されたものであると云う。
★ 大正12年の關東大震災で東京帝國大學圖書館は焼失、またもや伊能原圖は失われた。
★ この博覽會用の覆製圖が何部刋行されたかは定かではないが東京公文書館には同じ二舗圖を所藏していて公開している。
★ 15年後の昭和三年に東京市役所の編輯により、印刷を凸版印刷株式會社が行って『東京市史稿附図』として北半・南半の二圖を20分割して複製刋行され少部であるが一般に流布した。
★ 現在となっては正本と副本がともに失われた『江戸實測圖』(江戸府内圖)は、彩色を含めて忠實に覆製されており、この最初の刋行の二舗圖は資料的價値が極めて高い。

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